マーケティング施策を効率的に行えるシステム4選

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一部の顧客管理システムでは顧客をセグメントしたり、データ分析を行うなどマーケティング活動を効率よく行うことができる機能が搭載されている。

このような機能では、年齢や性別ごとに異なる内容のメールを配信することで商品の購買意欲を高めたり、メールの開封率などの結果を分析することで次の施策を改善することができる。

この記事では顧客データをもとにして効率よくマーケティング施策を行うことができる顧客管理システムを紹介する。

なぜマーケティング施策を効率的に行うシステムに注目したのか

顧客を顧客情報や行動情報などでセグメントし、アプローチすることでより効果的なマーケティング施策を行うことができる。さらにその施策を分析し効果検証することでPDCAサイクルを回すことができる。

しかし、この一連の流れを行うには、顧客データの処理や分析すべき項目の数が膨大すぎる。そのため多くの企業のマーケターはデータ処理や分析資料の精査だけで、ほとんどの時間を費やしてしまう。

その結果、重要なマーケティング施策を考える時間を作れていない、もしくはマーケティング施策の効果測定を十分に行えていないマーケターは多いのではないだろうか。

マーケターは次の施策を考えたり施策の準備に時間を費やすべきであり、煩雑なデータの処理やマーケティング施策の分析はシステムを利用すべきであると情シスでは考えている。

それではマーケティング施策を効率的に行うシステムを紹介しよう。

 

マーケティング施策を効率的に行うことができる顧客管理システム

マーケティング施策を効率的に行うことできる顧客管理システムは下記のとおりである。

  • Kairos3
  • Synergy!360
  • iNSIGHATBOX!
  • B→Dash

それでは順に説明しよう。

Kairos3

Kairos3

Kairos3(カイロス・スリー)はカイロスマーケティング株式会社が提供するマーケティングシステムである。

簡単な顧客のセグメントやメール配信結果などの分析を行うことができ、運用コストも比較的安価であるため、シンプルで使い勝手の良いマーケティングシステムを利用したい企業向けの製品である。

主な機能は下記のとおりである。

  • メール配信
  • フォーム作成
  • スコアリング

それでは順に説明しよう。

 

メール配信

メール配信では簡単にメールの作成を行うことができ、メールの開封率やメール本文内のURLクリック数をリアルタイムで分析することができる。また、会社名や名前などをメール本文に記載することができたり、展示会の参加者やWeb訪問したなどの見込み客をセグメントしメール配信することができるため、より効果的なメールマーケティングを行うことができる。

 

フォーム作成

フォーム作成ではお問い合わせフォームやセミナーの参加申し込みフォームなどを簡単に作成することができる。セミナーや展示会は自社の商品やサービスに興味を持ったお客様を集客する重要な施策である。また、お問い合わせフォームの作成やアンケート機能も利用できるためお客様の声を商品やサービスに反映させることで、商品やサービスの改善を行うことができる。

 

スコアリング

スコアリングでは見込み客の購買意欲をスコアリングすることができる。セミナー参加の有無やテレーマーケティングの結果、メールの開封率などをもとにスコアリングし、見込み客の購買につながるアプローチを割り出すことができる。スコアリングの設定は複雑になりがちであるが、Kairos3では比較的簡単に設定することができる。

 

Kairos3は顧客データをもとに簡単なセグメントや分析を行うことができる。さらに詳しい機能や料金については「低コストなマーケティングシステムKairos3とは」を参照してほしい。

Synergy!360

Synergy!360とは

Synergy!360(シナジー!サンロクマル)はシナジーマーケティングが提供する顧客管理システムである。顧客をセグメントし分析する機能が搭載されている。

主な機能は下記のとおりである。

  • 顧客データベース
  • メール配信
  • キャンペーン

それでは順に説明していこう。

 

顧客データベース

顧客データベースでは主に顧客情報を格納する機能である。顧客情報をもとにセグメントや分析を行うことができる。

データ推移 顧客データベースのデータ数推移を表示できる
履歴データ
カウントアップ
顧客の購入金額や購入回数をカウントアップできる

データ推移では顧客データ数の推移を一覧で表示することができる。直接的なマーケティング施策への分析とはならないが、顧客数の増加や減少推移をもとにマーケティング施策を行うタイミングや全体的な施策の評価を行うことができる。

履歴データカウントアップでは、顧客の購入金額購入回数をカウントアップでき、それをもとにしてセグメントした顧客へのアプローチを行うことができる。

 

メール配信

メール配信ではメールの配信から効果測定までを行うことができる。

配信設定 データベースをもとにターゲットへのメール配信ができる
効果測定 メールの開封数、メールに記載したURLのクリック数を測定できる
おまかせ配信 効果測定の結果から自動的にメール配信を行う
オートメール 顧客の誕生日や会員登録日の一週間後などの条件に応じて自動的にメール配信を行う

Synergy!360のメール配信機能は顧客データベースでセグメントして顧客ごとに異なるメール内容を配信したり、メールの開封率や記載したURLのクリック数を測定することができる。また、クリック実績から年齢や性別ごとに最も効果的な時間帯を自動で設定しメール配信を行うことができるため、メールの開封率を上げることができる。

 

キャンペーン

一般的にキャンペーンというと期間限定の割引などの販促活動をイメージしがちだが、Synergy!360ではランディングページやWebフォーム、メール配信などのメディア施策全般をキャンペーンと定義している。主な機能は下記のとおりである。

キャンペーン
レポート
キャンペーンのレポートを作成できる
モニタリング 顧客の行動データから顧客をスコアリングしセグメントする

キャンペーンレポートでは、キャンペーンに対する流入数とコンバージョン数を測定する機能である。また、顧客がキャンペーンにアクセスした時間帯も収集できるため、広告効果の高い時間帯や注力すべきWebページの把握に活かすことができる。

モニタリング機能では顧客の行動データから優良顧客などにセグメントし、顧客をスコアリングすることができる。これによりターゲットを絞ったマーケティングを行うことができる。

 

Synergy!360はパッケージ製品であり、マーケティング施策を分析することができる。そのためマーケティング施策と各施策の分析を別々のツールで行っている企業にとってはとても使い勝手の良い製品であると言える。Synergy!360のさらに詳しい内容は「マーケティング機能をパッケージ化したSynergy!360とは」を参照してほしい。

iNSIGHTBOX

名称未設定-1

iNSIGHTBOX(インサイトボックス)はSybergy!360と同じくシナジーマーケティングが提供する分析に特化したシステムである。iNSIGHTBOXはシナジーマーケティングの独自のアリゴリズムを利用して顧客ごとの価値観を分析することができる。

分析方法はメールのクリックデータや購買履歴、Web閲覧データなどのお客様データをもとに優良顧客のセグメントや顧客に響くキーワードから商品までを抽出することができる。他にも特定の商品を購入しそうな顧客リストや特定のキーワードに類似したキーワードや顧客ごとに商品の推奨順位を出力することもできる。数あるマーケティングシステムの中でも顧客の価値観に注目したシステムは珍しい。

顧客それぞれの価値観を分析することで、より精密な顧客へのアプローチを行うことができるようになる。iNSIGHTBOXの詳しい内容は「顧客の価値観を分析するiNSIGHTBOXとは」を参照していただきたい。

B→Dash

B→Dashトップ

B→Dash(ビーダッシュ)はフロムスクラッチが提供するするBtoB向けのマーケティングシステムである。Web集客から販売促進、顧客管理を行うことができる。インターネットの普及によりWebでのマーケティングアプローチは多岐に渡り、収益に1番つながるチャネルが見えづらくなっている。

その結果、どのアプローチが収益につながるのかを見極めることが難しく、効果の出ていない施策にコストをかけてしまったり、自社で効果測定を行うにも膨大な時間がかかってしまう場合がある。

B→Dashはそのような問題を解決するシステムである。B→Dashは高度な分析機能が多く搭載されているため、多岐に渡るマーケティング施策を高度に分析したい企業向けの製品であると言える。

B→Dashの主な機能は下記のとおりである。

  • Webサイトの作成及び分析
  • 販売促進施策の分析
  • 顧客管理及び分析
  • 人口知能による分析

それでは詳しく説明しよう。

 

Webサイトの分析

B→Dashは広告や自社Webサイトの効果測定、アクセス解析を行うことができる。

導線分析 お客様が閲覧したWebページを追跡できる
エンゲージメント計測 Webページ上のお客様の滞在時間、直帰率、閲覧ページ数を測定できる
CV分析(接触回数
・リードタイム)
お客様がコンバージョンに至るまでの接触回数を集約できる
チャネル分析 検索流入や検索キーワードなどの情報別に回遊率などを計測できる

自社Webページを分析することにより、お客様がどのような商品に興味を持っているかを把握することができる。

さらに商品の中でも料金や性能など、お客様がどのWebページを閲覧したかがわかるため、よりお客様のニーズに合ったアプローチを行うことができる。

また、自社Webページの接触回数や滞在時間などからお客様の購買意欲を把握することもできる。これにより購買意欲の高いお客様から順にアプローチをすることができ、効率的な営業活動を行うこともできる。

 

販売促進施策の分析

B→Dashはメール配信、SNS、Webコンテンツなどあらゆる販売促進施策の管理を行ったり、分析することができる。

メール配信 セグメントされた顧客に対してメールを配信する
カスタマージャーニー分析 顧客の行動を可視化し分析する
ソーシャルマーケティング効果測定 SNSからの流入数などを分析する
レコメンドメール お客様の購入履歴などを集計しメールを送信する

顧客情報や行動履歴などからセグメントした顧客に対してメール配信が行えるのはもちろんのこと、顧客の購入履歴をもとにしたオススメの商品などについてのメールの配信を行うことができる。

また、今やマーケティング施策の1つとなっているSNSからのマーケティング結果を分析することができる。FacebookやTwitterなどでのSNS広告を利用する企業は年々増えていっているため、活用頻度はより高くなるであろう機能の1つである。

 

顧客管理及び分析

B→Dashでは見込み客を様々な角度から分析しターゲットをより明確にする機能が搭載されている。

RFM分析 見込み客の購買行動を分析する
顧客プロファイル分析 自社のWebサイトを訪問した見込み客の行動履歴からプロファイルを作成する

RFM分析はお客様の購買行動と購買履歴データを元に商品の最終購入日や顧客の累計購買回数とその合計金額を分析することができる。これにより最終購入日を起点として商品やサービスの購入サイクルの時期に合わせてアプローチをすることができたり、累計購買回数をもとに優良顧客に対する割引などの施策を行うことができる。

また、顧客プロファイル機能では自社のWebサイトを訪問したお客様の行動履歴や自社からのアプローチ結果を蓄積し、顧客をプロファイリングすることができる。顧客がどのような人物であるか明確に想定することでターゲットを絞り込んだアプローチができる。顧客プロファイル機能は他の顧客管理システムでもあまり見られない珍しい機能である。

 

人工知能知能による分析

B→Dashの人工知能は各マーケティング施策の分析データなどを客観的に評価し提案を行う。

主な機能は下記のとおりである。

改善案提示 施策の分析をもとに次回の施策を自動で提案する
自動分析 蓄積した膨大なデータを人工知能が自動で分析する
仮説生成検証 人工知能が施策のデータをもとに仮説・検証を自動で行う
未来予測 施策のデータをもとにシミュレーションを行う

B→Dashの人工知能はデータの分析から分析結果をもとにした改善策まで全て自動で行うことができる。またこの人工知能は各マーケティング施策の分析データなどをもとに学習を重ねて施策の正確性を高めるため、利用するほど分析結果や施策の提案が正確になっていく。

B→Dashは人工知能による分析に力を入れており、近い将来人工知能がマーケティングの全てを担うことを目指している。

 

B→Dashの分析機能はとても充実しているため、高度なマーケティング施策の分析を行いたい企業は導入を検討してみてはどうだろうか。B→Dashの詳しい内容は「Web集客から顧客管理まで分析するB→Dashとは」を参照していただきたい。

 

まとめ

顧客管理システムを利用することで今まで複雑だった顧客のセグメントを行うことから、セグメントされた顧客に対しマーケティング施策を行い、結果の分析を簡単に行うことができるようになった。これによりマーケティング施策のPDCAサイクルを高速で回すことができるようになり、より精度の高いマーケティング施策を行うことができる。

効率的なマーケティング施策を行うためにも今回紹介した顧客管理システムの導入を検討してみてはどうだろうか。

 

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この記事を書いた人

情シスくん
情シスくん
本サイト「情シス」編集長、マーケティング担当。
マーケティングの視点から、様々なクラウドサービスについて執筆しています。
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