機能を自由にカスタマイズできる「kintone」とは

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kintone(キントーン)は自分のニーズに合わせて自由に機能をカスタマイズすることができるWebデータベースである。

多くの顧客管理システムでは機能がパッケージ化されている場合が多い。パッケージ化されていることで部門や役職ごとで利用しない機能があったり、ニーズに合った機能が搭載されていないことがある。また、自分でカスタマイズすることができる製品であってもプログラミングの知識がなければ機能を追加することができない場合が多い。

kintoneは自分のニーズに合った機能をダウンロードして利用したり、自分で簡単に機能を作成して利用することができる。

それではkintoneについて説明しよう。

kintoneとは

kintoneはサイボウズ株式会社が提供するクラウド型Webデーターベースである。このWeb データベースに、自分の必要とする機能(以下「アプリ」という。)を追加してカスタマイズすることができる。

そのため、カスタマイズ方法によっては顧客管理システムとして運用することや営業支援システムとして運用することができる。また、その他にも社内の備品管理や休暇申請や名刺の発注などもアプリの追加によって利用することができるため、営業マンとバックオフィスの業務効率化を図ることもできる。

月額料金はライトコースで780円/1ユーザーで利用することができるため導入しやすい価格帯であると言えるだろう。

次にkintoneの機能について説明しよう。

 

kintoneの機能

kintoneの機能は主に下記の3つである。

  • アプリの設計
  • アプリの応用
  • スペース機能

kintoneではアプリを追加するときにkintoneが用意しているアプリをそのまま利用したり、自分のニーズに合わせて編集することができる。

アプリの設計

kintoneでは顧客管理や営業支援の機能を搭載しているアプリを追加したり、編集することで自社に適したアプリとして利用することができる。アプリを利用する方法には3種類ある。

  1. Excelファイルを取り込んでアプリを作成する
  2. kintoneのアプリストアからアプリをダウンロードする
  3. 自分で初めから作成する

それでは順に説明しよう。

1.Excelファイルを取り込んでアプリを作成する

kintone_画a像4

今まで業務で使っていたExcelファイル(例えば顧客情報一覧など)をkintoneに取り込むだけでアプリとして利用することができる。

そのため、今までの使い慣れた業務ツールを継続してkintoneで利用・管理することができる。

 

2.kintoneのアプリストアからアプリをダウンロードする

kintoneにはビジネスに必要な数多くのアプリがkintoneのアプリストアに用意されている。アプリの種類は約100種類あるがカテゴリーは下図のようなものがある。

kintone_画像3-(1)

これらのアプリは自分でカスタマイズすることもできるためkintoneが用意したアプリをもとに自分のニーズに合わせて編集することもできる。これらのテンプレートの内容を紹介しよう。

 

営業・セールス

日報

日々の業務内容、報告事項などを記載することができる

案件管理

案件ごとに受注の確度や金額、活動の履歴も記録することができる

顧客リスト

会社名や担当者名、連絡先などお客様の情報を登録することができる

旅費精算申請

旅費、経費、日当などを申請することができる

上記は営業・セールスにおける一部の機能である。他にも、お客様にアンケートを行うことができるアプリや商談報告書の作成、資料などのファイルを組織内で共有することができるアプリなどがある。

 

総務・人事

毀損・紛失物管理

毀損、紛失物の管理をすることができる。

休暇申請

休暇を取得するときの申請、承認、その後の取得状況を管理することができる

エントリーシート管理

採用のエントリーシートを管理することができる

人事評価管理

人事部門が社員の評価情報を一元管理することができる

上記の他にもkintone上で勤務時間を記録することができるタイムカードアプリや、社内の備品管理を行うことができる備品在庫管理アプリなどがある。

 

顧客サービス・サポート業務

問い合わせ管理

お客さまからの問い合わせ内容・対応履歴を記録することができる

クレーム管理

クレームの内容や対応日時・内容の記録を行うことができる

サポートFAQ

お客様から多く寄せられた質問をまとめることができる

上記の他にも顧客サポート部門で使える機能をまとめたアプリなどもある。

 

情報システム

レンタル危機管理

会社でレンタル契約している機器の情報をまとめることができる

議事録管理

会議などの議事録を共有することができる

セキュリティー
インシデント

社内で発生したセキュリティーインシデントを管理することができる

上記の他にも社内のIT機材やネットワークに関する質問や要望を受け付けることのできるアプリもある。

 

法務・知財

著作権情報管理

製品のパッケージなどに使用している著作権情報を管理することができる

商標特許管理

商標や特許の出願、金額、履歴を管理することができる

この他にも契約書の作成依頼から、作成した書面の添付や確認までを行うことができるアプリもある。

 

広報・マーケティング

ホームページ更新依頼
管理

ホームページ管理担当者へ自社ホームページの更新を依頼することができる

イベント・
フェアカレンダー

展示会などのイベントの日程を、カレンダー形式で共有することができる

アイデアボックス

組織内で、あらゆるアイデアを共有することができる

上記の機能の他にも自社Webサイトのアクセス数を登録することができるアプリやセミナー参加者を管理することができるアプリなどもある。

 

その他

kintoneは各業務で利用することができるアプリの他にも業種に応じて利用することができるアプリもある。

訪問介護記録

訪問介護のサービス実施内容を記録することができる

物件契約書管理

不動産賃貸業にて、賃貸借契約情報を管理することができる

ホテルコンシェルジュ

ホテルコンシェルジュの案内業務を行うことができる

キャリアコーチング

教育の分野で学生のキャリアコーチングの実施履歴を管理することができる

添乗員日誌

バスなどの添乗員の日誌、日報を管理することができる

迷子・落し物管理

商業施設などでの落し物や迷子を管理、共有することができる

このように業務や業種に合わせて多種多様なアプリが用意されている。紹介したアプリは一部であるため、さらに興味のある方は「kintone すべてのアプリ一覧」を参照していただきたい。

自分で初めから作る

アプリストアに自分のニーズに合ったアプリがなかった場合、初めから自分でアプリを作成することができる。作成方法はプログラミングなどの知識は必要とせず、文字列、数値、チェックボックスなど様々な項目をドラッグ&ドロップで簡単に組み合わせるだけで簡単に作成することができる。

アプリの応用

それぞれのアプリにはグラフ作成機能も付いており、集計したい条件を選択するだけで簡単にグラフを作成することができる。グラフの種類は円グラフ、折れ線グラフ、クロス集計表など用途に合わせて自由に設定することができる。

また別々のアプリを連携することもできる。例えば営業案件管理アプリと商品を管理する商品マスタアプリを連携させることで営業案件管理アプリに売り上げた商品数を打ち込むと、商品マスタアプリにも反映され商品の在庫情報を再度入力する必要がなくなる。

スペース機能

スペース機能では必要な組織内でのコミュニケーションをkintone上で取ることができる。スペース機能を利用することでテーマごとに掲示板を作成し、グラフを参照しながら利用ユーザー間でディスカッションすることができる。スペース内で複数の話題がある場合はテーマごとにスレッドを作成することができるため、ディスカッションの内容を整理することができる。

 

次にkintoneの月額料金について説明しよう。

 

kintoneの月額料金

kintoneの月額料金はライトコースとスタンダードコースの2種類ある。それぞれのコースでは下記のとおりである。

プラン名

ライトコース

スタンダードコース

月額料金

780円/1ユーザー

1,500円/1ユーザー

アプリ数

200個

1000個

スペース数

100個

500個

(初期費用なし)

kintoneの導入には初期費用はかからない。また1ユーザーあたりの料金は最低780円と中小企業も導入しやすくなっている。

また、無料お試しプランもあり30日間スタンダードコースと同じ条件で利用することができる。

 

無料プランを利用してみた

無料お試しプランを利用してみたところ、UIは見やすく操作は簡単であった。アプリの作成はドラッグ&ドロップの操作だけで1つのアプリを5分ほどで作成することができた。

またアプリストアに用意されているアプリは豊富にあり、自分の利用したいアプリをクリック1つでダウンロードすることができた。さらに、ダウンロードしたアプリは自分で編集することができ、欲しい項目を付け加えたり、必要のない項目を削除することもできた。

アプリに入力したデータはグラフのアイコンをクリックするだけですぐにグラフ化するこができた。グラフは数種類から選択することができ、カラフルで見やすいためそのまま会議の資料などに利用しても問題はないだろう。

無料お試しプランを利用してみて、kintoneは自由度の高い柔軟なシステムであるという印象を受けた。

 

導入事例

kintoneを導入している企業の一部を紹介しよう。

 

まとめ

kintoneの自分のニーズに合わせて自由にカスタマイズすることができる自由度の高いWebデータベースである。自分の業務に合ったアプリを作成することや、自分の職種に合ったアプリをダウンロードすることもできる。

また、1ユーザーあたりの料金も安価であるため、システム導入に予算があまり割けない企業でも導入しやすいだろう。

今後kintoneのアプリケーションはさらに増えていくであろう。将来的にはkintoneだけであらゆるビジネス業務が完結することを期待したい。

 

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この記事を書いた人

情シスくん
情シスくん
システム製品の紹介記事を担当しています。
様々なシステム製品を皆様に知っていただくために、幅広い種類のシステム製品についてご紹介しています。
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