セールスフォース提供のSFA/CRM「セールスクラウド」

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顧客との取引や関係を把握するために、顧客管理システムを利用している企業は世界中にある。

その中でも、特に大きな世界的シェアを誇っているのが、セールスフォースの提供するセールスクラウドだ。

大企業のみならず、中小企業までも、業種の垣根を越えて広く導入されているセールスクラウドだが、いったいどんな魅力があるのだろうか。

それでは説明していこう。

 

セールスクラウドとは

セールスクラウドは株式会社セールスフォースドットコムが提供する、顧客管理をはじめとした営業支援とマーケティング支援を行うことができるシステムである。開発元は、1999年に設立されて米国カリフォルニア州に本社を構えるセールスフォースドットコムである。翌年2000年に日本上陸し、株式会社セールスフォースドットコムが設立されている。

CRMは、さまざまな大手企業が参入する競争の激しい業界だが、セールスフォースのマーケットシェアは2013年時点で16.1%、2014年時点で18.4%と着々とシェア率を伸ばしており、現在、CRM業界で首位を走っている。

セールスクラウドの機能は大変充実している。また、導入企業数が10万社を超えているほど人気のシステムである。

 

セールスクラウドの機能

セールスクラウドの主な機能は下記のとおりである。

  • 顧客管理
  • 案件管理
  • Salesforce”Engage
  • 見込み客管理
  • レポートとダッシュボード
  • 売上予測
  • ワークフローと承認
  • ファイルの同期と共有

それでは順に説明しよう。

顧客管理

顧客管理機能では顧客のあらゆる情報を管理することができる。セールスクラウドはソーシャルメディアと連携することで、顧客と多面的に関わることができるという特徴がある。

 

案件管理

案件管理機能では案件の取引額や競合相手の情報、商談の進捗状況などを管理することができる。また、案件に含まれる商品に関しての数量や標準価格、見積価格、商品コードなども管理することができる。

さらに売上金額や数量リストを作成し、それをもとに支払い期限や引き渡し期限を決めることができる。また、セールスクラウドに搭載されている見積もり書機能を利用することで、顧客情報をもとに簡単に見積もり書を作成することができる。

 

Salesforce”Engage

Salesforce”Engageを利用すると適切な顧客に対しメール送信を行うことができる。

あらかじめ作成したメールテンプレートや、リード育成プログラムを利用して見込み客にアプローチを行うことができる。

 

見込み客管理

見込み客管理機能は見込み客に関する情報を管理し、見込み客を顧客に育成するための支援を行う機能である。見込み客は各情報から自動的に評価され、評価結果に応じて担当部署に振り分けることができる。

 

レポートとダッシュボード

顧客情報などから簡単にレポートを作成することができる。レポートの作成方法は、あらかじめ用意されているフィルターや図表にデータをドラッグ&ドロップするだけである。

ダッシュボード機能では自社の運用方法に合わせてカスタムすることができ、ニーズに合わせてデータを可視化することができる。

 

売上予測

セールスクラウドではリアルタイムで売上予測を立てることができる。売上予測金額は担当者別、期間別、集計値別に簡単に調整することができる。また、目標額と達成額表示されるため、進捗状況を把握することができる。

 

ワークフローと承認

ワークフロー機能では複雑な営業プロセスを効率的に行うことができる。例えば案件の規模が一定額以上になったらメールアラートが自動送信されるように設定したり、案件が次のフェーズに進んだらタスクが自動で割り当てられるようにすることができる。

また、承認プロセスも自動化することで稟議書や経費承認などもスムーズに行うことができる。

 

ファイルの同期と共有

請求書や契約書などのデータをセールスクラウド上で管理することができる。新しいバージョンのファイルがアップロードされると通知が届くため常に最新のデータを確認することができる。

 

上記はセールスクラウドの一部の機能である。この他にもセールスクラウドには様々な機能が搭載されている。そのため、搭載されている機能を全て利用しようとは考えず、自社の課題を解決する機能だけを利用すべきである。

 

セールスクラウドの月額料金

セールスクラウドのプランによって異なる。プランはごとに利用できる機能や月額料金が異なるため、自社の予算と利用したい機能をもとにプランを選択よう。

セールスクラウドの各プランの料金と機能は下記のとおりである。

セールスクラウド
プラン名 Lightning Professional Lightning Enterprise Ligthning Unlimited
月額料金 月額9,000円
/1ユーザー
月額18,000円
/1ユーザー
月額36,000円
/1ユーザー
主な機能

取引先と取引先責任者の管理

商談のトラッキング

見込み客の管理

タスクと行動のトラッキング

 ケース管理

カスタマイズ可能なレポートとダッシュボード

モバイル端末からのアクセスと管理

Chatter

メールアプリとの連携

1種類のセールスコンソールアプリ

プロセス、レコードタイプ、プロファイル、ロールベースの権限セット(数量制限あり)

無制限のアプリとタブ

Lightning Professionalの機能

複数のセールスコンソールアプリ

エンタープライズテリトリー管理

高度な売上予測

チームセルング

ワークフローの自動化

プロファイルとページレイアウトの全機能

Salesforce Indentity

Salesforce Private AppExchange

カスタムアプリ開発

WebサービスAPIによるシステム連携

複数のサンドボックス(開発・テスト環境)

Lightning Enterpriseの機能

データストレージ容量の追加

拡張されたサンドボックス環境

年中無休の24時間体制のフリーダイアルサポート

100以上の管理者サービス

無制限のオンライントレーニング 

月額料金はユーザー数ごとの従量課金制となっている。

セールスクラウドは多機能であるため、他の顧客管理システムに比べ高価である。

そのため月々の利用料金が自社の予算に合わず導入を断念してしまう企業も少なくはない。

しかしながら、これだけのコストを払った結果、相応の結果を得ている企業も多くある。

セールスクラウドの導入を検討する際は導入に失敗しないように自社の課題と運用方法を明確にしておくべきである。

 

導入事例

セールスクラウドを導入している一部の企業を紹介する。

 

 

まとめ

セールスクラウドでできない管理はないのではないかと思わせる豊富な機能や導入事例であった。さまざまな企業の課題を解決してきた結果、どんな業種業態にも対応できる総合システムとして業界のトップに君臨できたのだろう。

「世界 No.1 の CRM。スマート、スピーディに営業。」をビジョンとするセールスフォース。顧客管理のIT化とともにに時代の最先端を走るパイオニアとして今後も彼らの動向を見逃すことはできない。

しかしながら、シェア率は現在18%程度である。これだけすごいセールスフォースだが、中小企業がセールスフォースを選択しないケースは多い。月額利用料、オプション料、カスタマイズ料などの費用や、大規模な利用を想定されたセールスフォースが中小企業にとって逆に使いづらい仕様になっていることもあるようだ。

実際の利用者が感じるメリットやデメリット、他社サービスとの競合性など、CRMを選択するためのあらゆる情報を引き続き紹介していきたいと思う。

 

 

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この記事を書いた人

情シスくん
情シスくん
システム製品の紹介記事を担当しています。
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