人気名刺管理アプリ4社の徹底比較まとめ

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さまざまな名刺管理アプリの中で、どのアプリが一番使いやすいのだろうか。

実際に使用してみなければわからないことが多いため、ビジネスパーソンの中には、すべての名刺管理アプリをダウンロードして比較した人も少なくないだろう。

そのような手間を省くために、情シスは下記4社の名刺管理アプリをあらゆる角度から比較検証した。

Eight
(エイト)
CamCard
(カムカード)
WorldCard
(ワールドカード)
Cardful
(カードフル)
日本 米国 台湾 日本
Sansan㈱ INTSIG Information Co.,Ltd Penpower Technology Ltd. ソースネクスト㈱
日本トップシェア 世界トップシェア 194カ国対応 Evernoteで名刺管理
APPランキング:1位 APPランキング:2位 APPランキング:13位 APPランキング:7位
ホームページ ホームページ ホームページ ホームページ
0円~ 0円~ 0円~ 0円~

人気のあるアプリを紹介しているので、この中から選択するのが良いだろう。そして、今回比較するのは下記の内容である。

  1. サービス内容を比較
  2. 文字認証の精度を比較
  3. アプリのUI(見た目)を比較
  4. Google連絡先やスマホ連絡帳との同期比較
  5. 無料プランでできることの比較
  6. 有料プランの料金比較

これらの検証結果を踏まえて、情シスは下記の順位付けを行った。

  • 1位:CamCard
  • 2位:WorldCard
  • 3位:Eight
  • 4位:Cardful

あくまでも情シスの意見である。

しかし、このような結果に至った経緯は、記事を読み進めることでご理解頂けるだろう。

 

各社のサービス内容を比較

まずは4社のサービス内容と特徴をおおまかに紹介しよう。

Eight CamCard WorldCard Cardful
無料プランあり 無料プランあり 無料プランあり 無料プランあり
オペレーター確認 文字認証
オペレーター確認
文字認証 文字認証
月額料金 960円/ダウンロード料金 840円/ダウンロード料金 1,400円/制限の解除料金
年間4,800円 オペレーターの確認枚数
に応じて
0円 0円
iPhone Android iPhone Android iPhone Android iPhone

Eightのサービス内容と特徴

Eightは、Sansan株式会社の提供する月額制の名刺管理アプリである。サービス開始から約3年で100万回ダウンロードされている注目のサービスである。

eight

Eightには無料プランと有料プランがある。

無料プラン 有料プラン(Eightプレミアム)
0円/月額 480円/月額

名刺枚数無制限

データエクスポート不可

オペレーターは1日あたり5枚~10枚を確認

入力項目に制限あり

名刺枚数無制限

データエクスポート可能

優先して1/3の時間でオペレーターが確認

全項目入力

Eightのサービスに文字認証の機能は存在しない。そのため、すべての名刺情報はSansanのオペレーターによる目視確認によって入力される。

Eightのメリットとデメリットは下記のとおりである。

メリット
  • データを間違いなく正確にデータベース化できる
  • 写真を取るだけで良いため、手間がかからない
デメリット
  • オペレーターの目視確認を終えなければデータが反映されない
  • 1日でオペレーターが確認する枚数に上限があるため、大量の名刺を処理できない

などが考えられる。

CamCardのサービス内容と特徴

CamCardは世界で一番普及している名刺管理アプリである。

camcard

CamCardは、月額無料で機能も充実しており使いやすいアプリである。

また、必要に応じて有料オプションを利用することで、CamCardのオペレーターがデータ入力してくれる。

CamCard Lite CamCard
0円/ダウンロード時 960円/ダウンロード時
広告あり 広告なし
データエクスポート可能 データエクスポート可能

有料オプション(オペレーターによる目視確認)
720円/10枚
1,200円/20枚
2,800円/50枚

料金設定のバランスが良く、他の4社と比べると自由度の高いアプリケーションである。

WorldCardのサービス内容と特徴

WorldCardは世界的に定評のあるPenpowerの文字認証エンジンを採用しており、文字認証を得意としている。世界194カ国で使われており、利用料金はダウンロード時に発生する840円だけなので、その他のアプリと比べる経済的なサービスである。

penpower

2016年にアプリも大幅なバージョンアップが行われ、バグ等も改善されている。ちなみに無料プランも存在するが、50枚しか登録できないため、お試しプランという位置づけである。

WorldCard Mobile Lite WorldCard Mobile(840円)
0円/ダウンロード時 840円/ダウンロード時

名刺枚数50枚まで

データエクスポート可能

名刺枚数無制限

データエクスポート可能

文字認証は素晴らしいが、オペレーターによる目視確認を行うプランは存在しない。

Cardfulのサービス内容と特徴

CardfulはEvernoteと連動した名刺管理サービスである。Evernoteは、ノートを書くように情報を蓄積するクラウドサービスである。CardfulはEvernoteの中に名刺情報を盛り込むためのアプリケーションである。

soucenext

ダウンロード時は無料のアプリケーションであるが、30枚の文字認証を終えると利用制限を解除しなければ使えない仕組みである。30枚以上利用するのであれば制限解除の料金として1,400円を支払う必要がある。また、現在Androidは非対応である。

無料(月間30枚まで) 利用制限解除(月間30枚以上)
0円 1,400円/解除時1回のみ

データ容量60MBまで

初期アップロード制限30枚

(月間10枚ずつ制限追加)

データ容量60MBまで

月間アップロード枚数上限なし

 

各社の文字認証の精度を比較

どれくらいのスピードで正確に名刺情報をデータベース化できるのかは、名刺管理アプリとして最も重要であると言える。

今回は実験で30枚の名刺をどれだけ正確に自動認証してくれるのか、各社のスマートフォンアプリで比較した。

検証には、スマートフォンのiPhone6を使用した。

名刺の言語は日本語とし、名前、ふりがな、会社名、役職、電話番号、携帯番号、FAX番号、メールアドレス、郵便番号、住所を入力した。

以上の内容を文字認証後、自分自身で入力項目に間違いがないかチェックし、訂正を行いながらすべてのデータ入力を終えるまでの時間を測定した。

Eight

Eightは文字認証の機能を実装していない。データの読み込みは、すべてオペレーターによる目視確認である。

そのため、撮影してからオペレーターが30枚すべてのデータ入力を終えるまでの時間を計測した。

Eightの名刺撮影時間は、連続で撮影ができるため短い。今回は30枚の名刺を1分32秒で撮影することができた。

そして、3日後にすべての名刺情報がオペレーターによってデータ化された。撮影開始から考えると、1枚あたり2.4時間の計算である。

気づいたポイント
  • 作業時間は圧倒的に短い
  • データの反映まで時間がかかる

CamCard

CamCardは文字認証とオペレーターによる目視確認の両方の機能を備えている。今回は文字認証を行った。30枚の読み込み及び確認に約56分を要した。1枚あたりの処理時間1分53秒である。

気づいたポイント
  • 名前のフリガナを読み込まない
  • 名刺情報を漏れなく入力しやすいUIである

 

ちなみにCamCardのオプションでオペレーターの目視確認を依頼することが可能である。その利用料金は高いのだろうか。

例えば、サラリーマンの平均時給は1,931円である。

CamCardに1,920円支払えば、30枚をデータ入力してくれる。

サラリーマンに1,931円払えば、32枚(1枚1分53 秒で処理できるため)をデータ入力してくれる。

ほとんど同額のため、忙しい時や入力を手伝ってほしい時に利用すれば良いだろう。

WorldCard

30枚の文字認証及び確認に54分を要した。1枚あたりの処理時間は1分49秒である。

気づいたポイント
  • ハイフンと数字の0と1を読み込みづらい
  • 全面カラーの名刺はCamCard と比べると苦手
  • 初期設定では電話番号の読み込みが0が+81になってしまうため「認証後国コードを追加する」を解除して利用すべき

Cardful

30枚の文字認証及び確認に1時間19分を要した。1枚あたりの処理時間は2分38秒である。

気づいたポイント
  • Evernoteのログインが必須
  • 固定電話番号と電話番号どちらかしか入力できない
  • 手動入力と作業時間があまり変わらない
  • 文字認証は4社の中で一番低レベル

 

これらの検証結果まとめ

4位 1位 2位 3位
Eight(無料プラン) CamCard WorldCard Cardful
オペレーターの目視確認 文字認証と自己確認 文字認証と自己確認 文字認証と自己確認
3日/30枚 56分/30枚 54分/30枚 1時間19分/30枚
1日/10枚 1分53秒/1枚 1分49秒/1枚 2分38秒/1枚

CamCardとWorldCardの入力にかかった時間はほぼ同じであったが、入力によるストレスに違いを感じた。WorldCardの文字認証精度と入力画面のUIは素晴らしい。

しかし、いろいろな名刺の文字認証を行ったが完璧に読み取れた名刺はない。どこかしら認証ミスがあり、手動で訂正しなければならない。

また、Cardfulはほとんど文字認証しなかったため、アプリを使わない方がいいのではないかと感じた。

実際に、名刺管理アプリを使わずiPhoneの連絡帳にすべての情報を入力してみたのだが、結果は1枚あたり平均2分40秒であり作業時間はほぼ同じだった。

 

スマホアプリのUI(見た目)を比較

4社のUIは下記のとおりである。

smartphone

UIについての情シス的評価

Eight CamCard WorldCard Cardful
1位 2位 3位 4位
綺麗で使いやすい 綺麗で使いやすい 綺麗で使いやすい 古臭く使いづらい
95点 85点 80点 30点

上位3社はどれもきれいで使いやすいため、好みによるところも大きい。しかし、CardfulのUIはiPhone3G時代のインターフェイス(文字が大きすぎるなど)であり、普及させるにはさらに工夫をする必要があると感じた。

 

GmailやiCloudの連絡帳と同期できるのか比較

GmailやiCloudの連絡帳とスマホの連絡帳を同期しているビジネスパーソンは多い。名刺管理アプリを使って獲得した情報をこれらの連絡帳と同期できるかどうかは重要な判断材料である。4社を検証した結果は下記のとおりである。

Eight CamCard WorldCard Cardful
3位 1位 1位 4位
同期できない
(有料プランの場合データをダウンロードすることでインポート可能)

同期できる

同期できる

同期できない

20点 100点 100点 0点

無料プランでできることの比較

無料プランでどの程度の名刺管理を行うことができるのだろうか。無料プランで、4社を検証した結果は下記のとおりである。

2位 1位 3位 4位
Eight CamCard WorldCard Cardful

オペレーターの確認

名刺枚数無制限

連絡帳同期不可

1日10枚程度の認証

文字認証

名刺枚数無制限

連絡帳同期可能

広告あり

文字認証

50枚まで名刺管理

連絡帳同期可能

 

文字認証

30枚まで名刺管理

連絡帳同期不可

Evernoteに同期

80点 95点 50点 30点

Eightは無料プランでもオペレーター確認を行ってくれるため、名刺データを持ち歩きたい人にとっては素晴らしいサービスである。

 

有料プランの料金比較

名刺管理は長期的に行うという観点から、初年度の年間支出を比較した。結果は下記のとおりである。

Eight(月額プラン) CamCard WorldCard Cardful
4位 2位 1位 3位
初期0円 初期960円 初期840円 解除時1,400円
480円/月額 0円/月額

720円/10枚
1,200円/20枚
2,800円/50枚
0円/月額 月額/0円
初年度年間5,760円 初年度年間960円~ 初年度年間840円 初年度年間1,400円

Eightは月額料金制のため料金自体は高くなってしまう。しかし、オペレーターによる目視確認を上限なく行うことができるため、決して高い金額ではない。

 

まとめ

以上の結果より、2016年の情シス的最優秀名刺管理アプリは「CamCard」とさせて頂いた。

しかし、ユーザーのニーズに応じて選択すれば良い。

例えば、

オペレーターの目視確認を必要としないのであれば「WorldCard」

即座にメールを行わず、スマホ連絡帳の同期も不要なら「Eight」

といった具合である。

 

※情シスでは、上記に紹介した名刺アプリ以外の情報も検証したいと考えています。おすすめの名刺管理アプリをご存知の方は、お問い合わせから詳細を送って頂ければ幸いです。

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